Simple Typing for Web の使い方

 Simple Typing for Web は、タッチタイピングを練習するための簡単な Web アプリで、Java Script によって動作します。タッチタイピングができると、PCの操作の効率性は大幅に向上します。ぜひ学生時代にタッチタイピングをマスターしましょう。

タッチタイピングの練習方法

 キーボードを見ずにタイピングすることをタッチタイピングといいます。タッチタイピングは、それぞれのキーの位置を指に覚えさせ、指がスムーズに動くよう、繰り返し練習することでマスターできます。毎日、少しずつ練習すれば、比較的短時間にマスターできるはずです。  日本語のローマ字入力を効率的に行うために、アルファベット(A〜Z)とカンマ(,)、ピリオド(.)のタッチタイピングをマスターしましょう。

タッチタイピングのコツ
 タッチタイピングのコツは2つあります。
①ホームポジションを維持すること
②正しい指づかいをすること

ホームポジション
 左右の人差し指をそれぞれFとJにのせ、他の指はその隣のキーに載せます。これがホームポジションです(図1)それぞれのキーは、必ずキーにのっている指でタイプします。まずはこのキーの位置と指づかいを覚えましょう。

図1 ホームポジションと指の位置
 
小指薬指中指人差指   人差指中指薬指小指

正しい指づかい
 それぞれの指は、ホームポジションと上の段、下の段を担当します。例えば、左手の小指はAの上にのっていますが、上の段のQと下の段のZを担当します。同様に、薬指はSにのっていますが、上の段のWと下の段のXを担当します。
 人差し指だけはこれ以外に内側の列を担当します。左手はFの列だけでなくて、Gの列も担当します(図2)

 ホームポジション以外のキーをタイプする時は、担当する指でタイプした後で指をもとのキーに戻します。例えば、Rをタイプする時は、左手の人差し指を上の段に移動させ、RキーをタイプしてからホームポジションのFに戻します。
 このように、常にホームポジションを維持したまま、正しい指づいでタイピングをすることで、指を見ずにタイピングすることができます。
 FとJのキーには突起があるので、指を見ずにホームポジションが維持できているかを確認することができます。

図2 左手の人差し指が担当するキー
     
     
       

Simple Typing for Web の使い方

 Simple Typing for Web は、Mac版 Safari、Chrome、Firefox、iPad版 Safari、Chrome、Firefox、Windows版 Edge、Internet Explorer、Chrome、Firefox で動作することを確認しています。

 Simple Typing は、ホームポジション(Level 1)、ホームポジションと上の段(Level 2)、ホームポジションと下の段(Level 3)をそれぞれ練習した上で、A〜Zをタイプする練習ができるようになっています。
 左上のドロップダウンメニューから練習したい段(Level)を選び、スタートボタンをクリックしてスタートさせます。Level を選んでから Tabキーをタイプするとスタートボタンにフォーカスが移るので(アプリの設定のよってはボタンにフォーカスしない場合もあります)、Enterキーでスタートできます。

 中央に文字が問題が表示されるので、指を見ないようにしてその文字をタイプします。どの指でどのキーをタイプすれば良いのかがわからない時は、画面のキーボードを見て位置を確認します。
 右上の「ヒントを表示」にチェックが入っていると、タイプする文字のキーの色が変わるので、キーの位置を覚えるまではこれをヒントにタイピング練習をすると良いでしょう。慣れてきたら、このチェックを外せば、キーの色が変わらないので、覚えたかどうかを確認できます。
 「ランダムに出題」のチェックを入れると、文字がランダムに表示されます。慣れてくると文字が表示される順番を覚えてしまうので、ランダムに表示されても短時間でミスタイプしないように練習しましょう。

 各 Level の練習が終わるとタイピング時間が表示されます。ヒントなしの設定で、ミスタイプなしに、1タイプ0.5秒(ランダムの場合は1秒)で設定した標準タイムのクリアを目指しましょう。