労働経済論

〜 授業の目的 〜

雇用・失業、賃金、労働時間ならびに働き方・働かされ方に関する諸問題を経済学・政治経済学的に分析することです。そのために、経済学・政治経済学の諸理論について説明した上で、現代日本の労働問題の実態とその対策について考察します。

掲示板

  • (4/9)本日から授業開始です。
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講義概要

講義の進め方

前期

第1講 資本制経済の基本構造(オンデマンド) Web課題1(-4/15)
第2講 労働供給(オンデマンド) Web課題2
第3講 労働需要と競争的賃金決定 Web課題3
第4講 賃金と労働 Web課題4
第5講 職場の社会的編成 Webレポート
Web課題5
第6講 労働市場の分断構造 Web課題6
第7講 賃金と失業 Web課題7
第8講 代替的な労働市場モデル Web課題8
  前期のまとめ  
※カッコ内は締切日

後期

第9講 労働時間をめぐる利害対立 Web課題9
第10講 現代日本の労働時間制度①
現代日本の労働時間制度②
現代日本の労働時間制度③
授業内コメント
授業内レポート
Web課題10
第11講 現代日本の賃金システム①
現代日本の賃金システム②
授業内レポート
第12講 労働市場の多様化と労働問題①
労働市場の多様化と労働問題②
Web課題12
第13講 労働市場制度をめぐる制度改革の展望  
  後期のまとめ

参考文献

本講義では教科書は使いませんが、授業内容をよりよく理解人は、以下の文献を読むと良いでしょう。
  • 石畑・牧野・伍賀 (2019) 『よくわかる社会政策(第3班)』ミネルヴァ書房
  • 労働問題と労働政策について概観できる文献です。
  • The Core team (2018) The Economy: Economics for a Changing World,Oxford Univ Press
  • :「現実的な経済学(real world economics)」という考え方に基づいてまとめられ、ヨーロッパを中心として世界的に利用されているテキストです。本講義でも大いに参考にしています。電子版は無料で入手できます。英語版、フランス語版、スペイン語版しかありませんが、英語版は比較的平易に書かれているので、英語に自信がある人は読んでみてください。
  • Bowles, Edwards and Roosevelt (2017) Understanding Capitalism, 3rd. Edition, Oxford Univ Press
  • :アメリカのアメリカの人文社会系学部でよく読まれている、政治経済学的な視点が盛り込まれた経済学の教科書です。こちらも、本講義は大いに参考にしています。読みやすい英語で書かれています。
  • 小野旭(1994)『労働経済学』東洋経済新報社.(2,200円)
  • :古い本ですが、応用ミクロ的な労働経済学が簡潔にまとめられているので、主流派の労働経済学を学びたい人にお薦めの本です。