労働経済論

〜 授業の目的 〜

雇用・失業、賃金、労働時間ならびに働き方・働かされ方に関する諸問題を経済学・政治経済学的に分析することです。そのために、経済学・政治経済学の諸理論について説明した上で、現代日本の労働問題の実態とその対策について考察します。

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  • (8/5)前期末試験の講評をクラスルームにアップしました。
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講義概要

講義の進め方

前期

第1講 資本制経済の基本構造(オンデマンド)
第2講 労働供給(オンデマンド) Web課題2
第3講 労働需要と競争的賃金決定 Web課題3
第4講 賃金と労働 Web課題4
第5講 職場の社会的編成 Webレポート
Web課題5
第6講 労働市場の分断構造 Web課題6
第7講 賃金と失業 Web課題7
第8講 代替的な労働市場モデル Web課題8
  前期のまとめ  

後期

第9講 労働時間をめぐる利害対立 Web課題9(締切10/8)
第10講 現代日本の労働時間制度①
現代日本の労働時間制度②
現代日本の労働時間制度③
授業内コメント提出(10/9)
授業内レポート提出(10/16)
Web課題10
第11講 現代日本の賃金システム①
現代日本の賃金システム②
授業内レポート(11/27)
第12講 労働市場の多様化と労働問題①
労働市場の多様化と労働問題②
第13講 労働市場制度をめぐる制度改革の展望  
  後期のまとめ  

参考文献

本講義では教科書は使いませんが、授業内容をよりよく理解人は、以下の文献を読むと良いでしょう。
  • 石畑・牧野・伍賀 (2019) 『よくわかる社会政策(第3班)』ミネルヴァ書房
  • 労働問題と労働政策について概観できる文献です。
  • The Core team (2018) The Economy: Economics for a Changing World,Oxford Univ Press
  • :「現実的な経済学(real world economics)」という考え方に基づいてまとめられ、ヨーロッパを中心として世界的に利用されているテキストです。本講義でも大いに参考にしています。電子版は無料で入手できます。英語版、フランス語版、スペイン語版しかありませんが、英語版は比較的平易に書かれているので、英語に自信がある人は読んでみてください。
  • Bowles, Edwards and Roosevelt (2017) Understanding Capitalism, 3rd. Edition, Oxford Univ Press
  • :アメリカのアメリカの人文社会系学部でよく読まれている、政治経済学的な視点が盛り込まれた経済学の教科書です。こちらも、本講義は大いに参考にしています。読みやすい英語で書かれています。
  • 小野旭(1994)『労働経済学』東洋経済新報社.(2,200円)
  • :古い本ですが、応用ミクロ的な労働経済学が簡潔にまとめられているので、主流派の労働経済学を学びたい人にお薦めの本です。