女性労働論

〜 授業の目的 〜

本講義の課題は、女性労働者をめぐる諸問題およびその政策対応について考察することです。職場における女性の地位は、かなりの程度改善されたものの、全体的にはまだ低位のままです。しかし、政府は長期的に少子化に向かうなかで、女性の労働参加を促そうとしています。そこで、こうした政策の意義と今後の課題について、女性労働の歴史理解と国際比較を通じて考えられるようにすることを目指します。

掲示板

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講義概要

講義の進め方

テーマ 課 題
第1講 日本の女性労働者の経済的地位 Webレポート(締切:9/26)
第2講 男女差別の経済学①
ミクロ経済学的アプローチ
授業内レポート(10/18)

第3講 男女差別の経済学②
ジェンダー構造の再生産
授業内レポート(11/1)
第4講 労働力女性化の歴史的展開 授業内レポート(11/15)
第5講 職場における男女平等政策
〜均等法の成立とその影響〜
第6講 職場における男女平等政策
〜均等法後の女性雇用〜


第7講 男女平等に対するバックラッシュ
第8講 女性労働者の活用と企業の収益性
第9講 先進国の女性労働
第10講 これからの女性と労働

参考文献

本講義では教科書は使いませんが、授業内容をよりよく理解人は、以下の文献を読むと良いでしょう。
  • 熊沢誠 (2000) 『女性労働と企業社会』岩波書店
  • 日本の女性労働について概観できる文献です。
  • 木本喜美子 (2003) 『女性労働とマネジメント』勁草書房
  • 濱口桂一郎 (2015) 『働く女子の運命』文藝春秋
  • ケイト・マン (2019) 『ひれふせ、女たち -ミソジニーの論理-』慶應大学出版会
    第2講で紹介しました。図書館で借りられます。